女性のココロとカラダが整う お役立ちコラム

コラム羽

妊娠中の方へ

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ご妊娠おめでとうございます。
これをお読みになっているあなたは、今、妊娠何ヶ月でしょうか?
今のあなたは、お子さんを授かった悦びと、出産まで無事に過ごせることへの祈りにも似た気持ち、そして出産そのものに対する不安が入り混じった複雑な感情を抱いているかもしれませんね。

もしかしたら既に出産を経験されているので、全然大丈夫!と思われていることもあるかもしれません。
しかし、お子さんに個性があるように、実は出産も毎回違うものです。
また、あなた自身も以前より確実に年齢を重ねています。

となると、前回の妊娠よりも筋力や体力が低下していることが考えられるため、安定期に入ったら、少しずつ出産に向けての体力づくりをしていきましょう。
特に、35歳以上の方は、産後、元気に子育てをしていくためにも、体力づくりは非常に重要です。

特に、腹筋や臀筋(お尻の筋肉)を含めた、骨盤周りの筋肉全体の柔軟性(しなやかさ)と、それらの筋肉をしっかりと使えるように鍛えておくとよいでしょう。

また、骨盤や背骨に歪みのない状態をつくることも、スムーズな出産には欠かせない要素です。
出産前にカラダが整っていると、出産がスムーズに進むだけでなく、体力の消耗や赤ちゃんへの負担も少なくて済み、産後の回復も速やかになります。

できるだけパソコンや携帯(スマホ)、テレビや読書を避けて目を休め、ゆったりとリラックスする時間も忘れずに。

hr

現代は、医療の進歩もあり、出産に医療が介入することも多くなりました。
それによって大事に至らずに済むケースも増えているので、そのこと自体はとても素晴らしいことだと思います。

しかし一方で、それが「産むチカラ」を弱めてしまっていることも事実ではあります。
言い換えれば、医療に過剰に依存してしまう人がとても増えているということです。

そのため、出産される方の中には、「出産は病院が、もしくはお医者さんがしてくれるもの」と思い、カラダを整えるなどの準備もないまま出産を迎える方も少なくありません。

ですが、出産するのはあなた自身です。
ここは多少大変でも、あなたが乗り越えなければならないハードルになります。

つまり、ほかでもない自分のこととして「自分で産むんだ」という覚悟が必要なのです。

大丈夫!もしもの時は医療がしっかり対応してくれます。

逆に言えば、そうならないためにも、出産のためのカラダづくりが大切なのですね。
でも、「産むチカラ」は女性にはもともと備わっているものです。
カラダづくりとはその「産むチカラ」を引き出すことにほかなりません。

あなたが自分の「産むチカラ」を信じて、できる準備をしっかりすることが、あなたにとっても赤ちゃんにとっても、出産のための大事なプロセスになります。

妊娠中は気持ちも安定しない(マタニティブルー)こともありますので、不安やいら立ちなど、自分の気持ちを伝えて理解してもらえるような相手や環境を作ることも大切です。

お仕事や家事、上のお子さんのお世話など、出産までの間、心身の負担が大きいと感じる場合は、妊娠中の方のための産前ヘルパーなどもありますので、利用してみるのもいいでしょう。

また、産後のサポート(家事や上の子供の世話など)を誰にお願いするのかということをこの時期からしっかりとパートナーと話し合っておきましょう。
臨月が近くなったら、産後のカラダのケアについて情報を得ておくこともお勧めします。

hr

出産というと、「頑張るのは自分」というイメージがあるかもしれませんが、頑張るのは赤ちゃんも同じです。

というより、実は出産の主役は「赤ちゃん」です。

あなたは赤ちゃんをサポートする立場になります。

そもそも、出産というのは、赤ちゃんが自分の意志で「この世界に生まれよう!」と決めたからこそ起きるもの。
なぜなら、陣痛を起こすのはあなたではなく、赤ちゃんだからです。

もちろん、あなた自身も頑張ることは変わりありませんし、出産は本当に命がけですから、「あなたは脇役だからね」と軽々に言いたいわけではありません。

できれば、自分が頑張ることだけに集中してしまうのではなく、「赤ちゃんは今、どんな感じかな?」「どうして欲しいのかな?」と赤ちゃんと共にあること、赤ちゃんに寄り添うことも意識して頂けたらと思います。
他にも「一緒に頑張ろうね」「ありがとうね」「大丈夫だよ!」などと声をかけたり、応援しあえたらいいですね。

フリースタイルで出産される方は、「どんな姿勢にすれば、赤ちゃんが産道を通りやすいかな?」「今、どの辺にいるかな?」など、赤ちゃんの状態を感じてあげられると、あなた自身も落ち着いて出産できると思います。

出産中、そんな余裕はない!と思われるかもしれませんが、当然、いきなりは難しいので、日頃から、赤ちゃんに寄り添い、赤ちゃんを感じる習慣を持ってみてくださいね。

10カ月間の赤ちゃんとの対話が、きっと出産のときにも生かされると思います。

あなたが無事にご出産されますことを、心よりお祈りしております。

さらに学びたい方はこちら → 妊娠中のカラダづくりメール講座(近日公開)

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