女性のココロとカラダが整う お役立ちコラム

コラム羽

プチ・ソム・ド・アンジュの
ソマティクスについて

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◎ソマティクスとは

 

「ソマティクス」という言葉は、1976年、哲学者でもあり、ボディワーカーでもあるトーマス・ハンナ博士が初めて用いたのが始まりです。

 

「ソマティクス」の「ソマ(soma)」はギリシャ語で「身体」を意味します。

 

通常、身体は英語で「ボディ(body)」ですが、ボディには「死体」や「物体」という意味もあります。

 

それに対し、ソマは人間の身体を単なる肉体や物体ではなく、心や魂といったあらゆる事件を含む「生きている身体」と考えます。ですから、ソマを見るということは、ひとりの人間の全存在を見ることになります。(『ハンナ・ソマティクス』より引用)

 

つまり、「ソマティクス」というのは、「ココロとカラダは一つである」という考え方に基づき、その両方にアプローチするボディワーク(施術法)です。

 

 

◎どんな施術なの??

 

解放を促す「きっかけ」として、施術を受ける方にご自身の身体に意識を向けていただき、痛みを伴わない方法で、無意識に作っていた身体の制限や症状を「意識的に」手放していく、という方法を選択します。

 

そうすることで、身体が自然と解放を始め、呼吸とともにゆるゆると心地よく緩んでいきます。

 

これまでの多くの施術は、セラピストに施術を受けるのみの、いわば一方通行のセラピーが一般的でしたが、「ソマティクス」の施術法は、施術を受ける方がご自身の身体部位を「感じる」ことで、自らが解放や癒しへと意識的に参加する、という点が特徴的です。

 

特に、自分の身体の中で起こっていることを「感覚しているのを認識している状態」に重きをおくため、施術中セラピストから「今どんなことを感じますか?」「身体の内側では何が起きていますか?」というようなことを何度か尋ねます。

 

この方法は、最近よく耳にする「マインドフルネス」に非常によく似ています。

 

つまり、『自分の身体に意識を向けることで「今という瞬間」を意識的に生き、身体の内側と外側で今何が起きているのかに気づく』という点です。

 

しかも、この「気づき」から「解放」が始まるため、ソマティクスは、セラピストが変化をもたらすのではなく、クライアント自身が自らを癒し、変化に対し積極的に関わっていくワークのようなセラピーです。

 

施術自体は痛みを伴わないため、筋肉や関節に強い刺激や負荷をかけ過ぎることがなく、揉み返しや筋繊維を壊すこともありません。

 

セラピストは筋肉や関節に対し、「コンプレッション」という筋肉や関節を少し縮める方法や、ポジショナル・リリースなどの手技を使いながら、言葉による誘導、呼吸なども用いて、解放を促せるよう手助けしていきます。

 

まさに、施術者と受け手の方と共に進めていく共同作業であり、相互間において、「今ここ」を生きている感覚を内側から実感できる素晴らしいワークです。

 

 

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